平成18年 第2回 粕屋町議会6月定例議会
 
「指定管理者制度」について、わが町の今後の「対策・対応」についてお尋ねします。
 
小泉総理の狙いである経済国際化の中で多国籍企業との競争力を強化する為に公共投資のあり方を根本的に見直
し、膨大な財政赤字を背景に「小さな政府・小さな自治体作り」を進め、国や地方自治体の業務を利潤の対象として開
放し「自己責任・自立自助」を基本とした社会システムに変えることこそ、住民の暮らしを支えるものと思われます。
福祉を増進させていくという自治体本来の機能を徹底して「企業・民間」に委任し何十兆とも言われる公務の市場開放
を促進し、ビジネスチャンスに転化させるものであります。
 
構造改革の流れの中で「第156回通常国会」において、公の施設に関する地方自治法の一部改正が行われました。
多様化する住民ニーズにより、「効果的かつ効率的」に対応する為に公の施設管理について、従来の公共的団体等
の管理委託制度は廃止され現在「社会福祉協議会・事業団・公社」などに管理委託している事業は平成18年9月1日
までに指定管理者制度に移行するか、あるいは直営の戻すかが総務省の指導にもあるようであります。
 
指定管理者制度は、議会の議決を得て指定管理者として公の施設の管理をすることにより、民間活力を活用し、住民
サービスの向上と経費削減を目的とした制度であります。
 
この地方自治体法改正の趣旨について町長の見解をお尋ねいたします。
 
 
今回の地方自治法第244条の改正により我が町でも平成17年度6月議会で公の施設に係る指定管理者の指定手続
等に関する条例が可決されました。
 
前回3月議会では「粕屋町福祉センター・寿楽荘設置条例運営の一部」を改正する条例が可決され、今後この施設を
指定管理者制度に移行されるものと思われますが、現在の社会福祉協議会のままでは、法改正の意図する、
「効率的・効果的」な市場開放にはつながらないのではないかと思われます。
 
今後の対応並びに「管理委任・協定」についてのお考えをお尋ねいたします。
今回の法改正で対象になるのではないかと思われる(管理委託施設)は、私の知るところで・・・
「樹木・緑地管理」は、造園業者との間で入札による契約
「駕与丁公園管理」に関しては、シルバーセンター委託契約
「生涯学習センター管理」は、株式会社 九州共立委託管理
「粕屋ドーム管理」は、町づくり公社委託契約   にて、
髄契約がなされていますが、今後それぞれの施設についてどのような政策をお持ちか以上三点お尋ねいたします
それでは、二項目目の質問(指定管理者移行)についてお尋ね致します。
私は、今回の地方自治法改正理念にかんがみ、公の施設を次のように提案させて頂きます。
公の施設総てが指定管理者制度の対象となりますが、『メリット』については地方自治法改正の中で述べた通りです。
『デメリット』につきましては、次の事柄が考えられます。
「公的責任の後退が懸念される」 「利潤追求でゆがみが出る恐れがある」 「住民の参加やチェックに問題が出る」
「職員雇用に影響が出る」等が考えられますが、デメリットばかり恐れ手を付けなければ、次の世代に誇れる町づくり
は出来ないのではないかと思います。
 
先ずは、影響が少ないと考えられるもの。
経験と体験を進化させるためにも、私から是非とも、取り上げて頂きたい三つの施設がございます。
 
(1点目は・・)
中央公民館跡地有効利用について、12月議会で一般質問しましたが、水と緑の調和した遊び心のある多世代交流
の核となる「施設」及び「駐車場」の創造を図るべきと提案しました。
町長より跡地については、「フォーラム利用者の駐車場として利用を図りながら検討していきたい」と回答頂きました。
 
町長、時代と状況は刻々と変化しております。私は今こそ社会が未来に向けて何を求めているかを「見る目」が必要
ではないかと考えております。
フォーラムの利用者及び昼間だけでの駐車場としての利用だけでは、もったいないと思います。
この跡地はわが町の中心に位置した商業地でもあります。
町民の利便性を図り「環境・交通・経済効果」等につきましては12月議会で詳細に持論を説明しましたので、時間の
関係上省略させて頂きます。
 
以上の事から是非とも多世代交流施設を創造するまでの間「24時間利用できる駐車場」として、この制度を取り上げ
て頂きたいと思っております。
 
(2点目は・・)
町長の今後の町づくりのお考えをお尋ね致します。
 
我が町の町花であります「バラ管理・コスモス支援」等についてお尋ね致します。
現在わが町の、かよいちょうバラ園には、(170種・2300株)「役場前・フォーラム・粕屋ドーム」を含めると(180種
2600株)があり、開花時期は、春秋と2回の開花で、1年間のうち約半年以上花を咲かせ町民の心を癒してくれて
おります。
現在管理は、造園業者に約100万円で(剪定・消毒)等の委託、有限会社三公社には約250万円で(草取り・清掃
・水まき)等の作業を業務委託されているようです。
更に、粕屋町バラサークル40名の方々による町内公共施設の(花ガラ摘み・秋冬の剪定)等のお仕事をして頂いて
おります。
しかし、「バラの花は人の足音を聞いて育つ」と言われており、他の花と違って毎日の監視や手入が必要な特殊な花
であります。環境課職員が(出勤前・昼休み・退社時)と、毎日愛情をこめてバラ管理を行っていますが、それでもなお
、管理が行き届かないのが現状で現時点ではピークに達しているのではないかと思われます。
 
何事も始める事は簡単ですが継続することこそが一番難しいことです。
 
今以上に粕屋のシンボルとして継続していく為にも、「指定管理者制度」を取り入れ(民間企業・あるいはNPO)等を視
野に入れ管理委任の方向で進めて頂きたいと思います。
 
また、江辻地区コスモス支援については、先に進藤議員か質問があり二重になるかとは思いますが、私なりの町づく
りの考えと、御願いをさせて頂きます。
江辻地区の農家の皆様は我が町「粕屋」を少しでも「明日につなぎ誇れる町」として、町民の心の癒しになればとの一
身から「コスモス畑」を今日まで継続してこられたものと思います。このことに対して敬意と感謝するところであります。
この「粕屋町を想う心の輪」を広げ、更に農地保全の為にも粕屋町全地域にすばらしい景観を残すことを現実化すべ
きではないかと想います。
今や町民の「余暇活動の多様化」に伴い「町民の癒し」として土や緑に親しむ傾向が高まりつつあります。
将来に向けてコスモス栽培から農業に親しみを持って頂き「観光農園」あるいは「農業体験農園」等に移行することに
より、多くの労働力確保が出来、田園風景及び農業生産力に貢献でき「農地保全」にもつながるものと考え、お話をさ
せて頂きました。
 
また、世界の食糧消費大国「中国」の経済発展に伴い、ここ数年以内には世界の食料流通貿易の構図が一変すると
考えられます。
農地保全の大切さと必要性を再認識し「NPO」等を視野に入れた支援策を考えて欲しいと思います。この件に付きまし
ては、先に通告しておりませんでしたが、出来ましたら町長のお考えをお尋ねいたしたく思います。
 
(3点目は・・)
「町営住宅指定管理者制度移行」の提案と「今後の政策」についてお尋ね致します。
粕屋町には(上大隈・江辻・朝日・内橋・甲仲原)の五箇所に町営住宅施設があります。所管の担当の方には(運営・
維持管理)と、日頃から大変なご苦労をされているものと推測します。
 
現在の(町営住宅運営・維持管理)の内容を拝見しましたところ、今日のニーズに対応できる内容ではないと、私は
思います。また、現在の入居者が実際に「粕屋町営住宅管理条例」をどのくらい理解しておられるのか・・・
今後、町営住宅に入居する方がしっかりと理解できるのか疑問に思います。そこで、マニュアルに基づき、時代に対応
できる解かり易い内容に変更すべきだと考えられます。
 
以上のことを踏まえ、ここで問題点等を詳細に説明すべきだと思いますが、時間の都合上、別途参考資料として
「町営住宅維持管理」・「運営」等の問題点の改善項目、並びに「指定管理者協定」の資料として県住宅公社と民間企
業間の管理委託契約書を提出します。
 
このまま問題点を先送りしていては「町」・「入居者」にとってもマイナスであり、早期改正が必要と思われます。
 
今回の改正法に沿った「改革」を是非とも検討し、取り組んで頂きたいと思います。
町長は、どのような見解か、お尋ね致します。