平成17年 第3回 粕屋町議会9月定例議会

今回は2問質問させて頂きたいと思っておりますがどちらも関連事項です。まず、地区計画及び町づくりについてお尋ね致します。


(地区計画及び、町づくり条例について)


 今 我が国で政策上問題とされている少子高齢化対策などについて、わたくしなりの町づくりの基本理念の思いを述べさせて頂きます。今、私たち人間は原点に戻り考え直す時期ではないかと思われます。

 何故なら人間も動物の一員であるからです。自然界の動物達の生態系から学び反省するべきではないでしょうか。生まれてくる子供達は総てにおいて無。ゼロの状態です動物社会の中では周囲に親・兄弟・姉妹・お年寄りと多くの仲間達が群れを成して生活しております。子供達は周囲の多くの仲間から生きるための知恵を授かりいろんな体験をしながら成長していきます。老いていくお年よりは周囲の仲間がいたわり、助け合いながら集団生活をするのです。粕屋町の今を見ますと、福岡市の隣接としベットタウンとしての住宅・マンションなどが分譲開発されております。

 しかし、その住宅のほとんどは、一世代限りしか生活できない住まいであり、核家族化の大きな原因となっております。代々家族が生活する城となる住まいが無いのが現状であります。このような住環境では動物社会のように周りが子供やお年寄りの面倒を見たくても見る事が出来ない住環境なのです。このことこそが、原点に帰り私どもがもっとも反省すべきことだと思われます。一概とは言えませんが子供やお年よりは人任せ・国任せになりつつあります。

 これは、経済の発展にばかりに目を向け、人間本来の癒しの場所を疎かにしたつけが今の社会ではないでしょうか。このことに関しましては町にも責任があるのではないでしょうか。我が町には先を見つめる力、すなわち30年先・50年先のマスタープランがないからです。そうではないと思われるでしょうがそれは空想し、思い描くだけで具体案が無いのが現状ではないですか。今後は行政押しつけ型ではなく地域の特性を生かした地域住民主体の町づくりが必要だと思っております。

 わたくしは、過去の質問のなかでも幾度か「総ての生き物はこの自然界で生かされている」ことが基本であると述べさせて頂きました。そのためにも、生活者の観点にたち人に自然に優しい暮らしやすい町づくりの実現を目指すためにも、地区計画・及び美しい町づくり条例の制定に是非とも取り組んで頂きたいと願っております。町長の公約であります「ゆとりある生活空間都市粕屋町」の実現のために前向きな回答を希望します

(農地保全地域について)


 町づくりの基本は総てにおいて平等でなければならないと思っております。調整区域内及び農地の問題でありますが、ほとんどの農家の方は農地以外としての資産運用を望んでおられると思われます。しかし、このままでは良くないのでは。
 
 水・緑・自然は町民総ての共有の財産なのです。都市計画の網をかぶせているからといって農家だけに犠牲を与えてそれで良いのでしょうか。私は、固定資産税の優遇のみではなく農地を景観として維持していくためにも補助金制度などを考えるべきだと思います。財源としましては環境景観税、あるいは特区などを視野にいれた研究課題として是非とも取り組んでいただきたいものです。

(公社所有、遊休地活用の提案)


 わたくしは、粕屋町の未来を担う子供達のためにも未来を見据えた町づくりを提案させて頂きます。わが粕屋町は経済・交通・情報の中心市 福岡市の東部に隣接しており福岡市の発展に追随し都市化が急進しております。その中で私が目指す家族像は一つ住環境の町づくり、ゆとりある生活空間都市粕屋町の実現を目指すシンボルとしてのモデル住居地域が町内には存在しません。福岡市においては、大濠公園周辺・浄水通り・百道浜に見られるような閑静で利便性の高い住居地域があります。

 その地域は住民の憧れの場所で、きっと誰もがそこに住めることを心のどこかで希望しているのではないかと思います。そこで、水と緑の自然に満ち溢れた築堤300年の歴史を誇る駕与丁池に近い、敷地面積2.3haの岩田屋産業跡地をモデル住宅地域とし、町、もしくは土地開発公社が主導して分譲開発してはいかがでしょうか・・・聞くところによります当局では民間に売却をも視野にいれてあると聞き及んであります。当地は我が粕屋町の宝であるのです。それを是とも生かしてもらいたいと望んでおります。

 先に一般質問の中で発言しましたことを基本とした考えの中から緑豊富な公園や街路地を有した区画道路を配し、電気・電話・ガスなどのライフラインは地下に埋設し清閑な街並みを創造することにより冒頭に申し上げた町のシンボルとなる生活空間が生まれ住民と地域がコラボした理想とする町が出来るのではないでしょうか。これこそが、子育て・教育・福祉の原点であり財政豊かな町づくりの基本だと信じております。

 私の、試算では、100坪の区画が約50区画前後の造成が可能です。土地取得費及び造成費は区画売却費を差し引いてトータルでは差ほど大きな出費にはならないのです。造成工事などの費用支払いは段階精算方式としたり売却の作業や町づくりプランの公募など民間のノウハウを十分に取り込み計画的に行えば粕屋町のイメージアップにも繋がります。住居者による後々の長期的な税収などを考えれば決して実現できない提案ではないと確信いたします。

 このやり方は行政ならではの「損して得とる」の考え方で良いのではないかと思っております。専門家を交えた具体的な検討を行って頂きたいと願っております。
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