平成15年 第2回  粕屋町議会6月定例議会
 
(さらなる住環境の創造に向けて)

我が町は、福岡都市圏の中で、都市化の波が押し寄せ否応なしに、住工混住の町が形成され、発展をし続けていることは事実であります。このことより、粕屋町は都市化の諸条件に対応し、更なる発展を期さなければなりません。人類は自然界のなかで生かされておることが事実であり、それだけに今後の町づくりには、粕屋町が持つ自然環境の現状を直視し、ふるさと感覚が感じられる町づくりが大切ではないかと思います。

粕屋町の総面積は14.12kuで、森林面積は、わずか49ha森林比率3%県平均45%に比べますと非常に低い数値であることから、町づくりには300メーターメッシュという言葉があります。これは、日常生活行動圏の中に、最低半分の自然面積が必要とされているわけです。水がしみ込み、空気が入り、生き物が生きられる場所、それが必要なのです。

この数値さえあれば、地下水の水資源も涵養され都市洪水もおこらず、水資源のバランスも崩れることはありません。また、地球規模で見ますと、地球温暖化の進行も止めることができ、近くにも緑が豊かになると感じる最低の量であることにも関わらず、今この基本なるものが破壊されつつあります。


一例を挙げてみますと、町内では数十年前から大型開発がおこなわれており以前そこにありました豊かな緑と水が見当たらなくなりつつあるのも現状です。人が存在し、行動すれば必ず自然界の改変がおこり、従前の調和を乱すことになります。このことは致し方ないことにしても、このままにしておいても良いのでしょうか。子供たちのためにも、また人間が生物界の一員である限り自然との同化・調和・均衝の中にこそ、その生存が可能だということを決して忘れてはならないと思う次第であります。

粕屋町では、いろんな観点から見ても、開発は避けて通ることが出来ないのが現状です。以上のことから、自然を破壊する行為に対しては、必ず補完機能を合わせ持ち、あるいは自然界に対しての償いを考えた行為が必要ではないかと思います。町政の指針である「太陽と緑の町づくり」のために、粕屋町では他町に先駆け未来に向けて質の高い自然環境と精神環境が備わった町づくりのためにも条例づくりを制定する考えはないでしょうか。

例えば、小規模開発に対しても緑地比率の面積など、あるいは大型の建物については、屋根は太陽熱を吸収する素材や屋上緑化太陽熱発電など。道路や駐車場は水と太陽を吸収する塗装や空洞のタイルなど。あるいはブロックなどによる芝敷き街路地。水路やコンクリートではなく、石積みにしたメダカなどがすめる水路など。以上はほんの一例です。私たち町民が町から何をしてもらうかではなく、町民一人ひとりが地域に対して何が出来るかが大切なのではないかと思っております。

これからの、町づくりは、町民参加型 更には参画が必要であるとの思いであります。このことから、緑化意識向上のためにも 子供たち、あるいは住民立案による手作りの公園、または河川敷などに植樹の推進を考えられないものか

幸いに来年の秋に開館予定の生涯学習センター内での植樹は、広く町民に呼びかけ、個人の記念樹などとして、いろんな形の植樹を推進する考えはないかなどです。以上のことに関し町づくりをどのようにお考えかお尋ねいたします。
(町所有遊休地の有効活用について)

町内に数ある遊休地及び開発公社の5年以上放置された土地の処理と活用についてですが、平成15年2月3日のTSR情報誌によりますと2002年に発表された地方公社の倒産が19社、解散が44社で、計63社と過去最高になり前年度よりも20社も大幅に増え最悪の状態であります。

県内にも事業目処が立たず、5年以上放置されている塩づけ土地があり簿価総額の財政に占める割合が20%以上の危険水準にある自治体が増えており我が町がどの水準にあるかは当然ご存知のことと思いますので省略いたしますが、大事なことは今後の選択肢ではないかと思われます。利用目処の立っていない遊休地は、今売却しますと多額の損失を負う結果となり年々簿価は増え続けこのままではいけないと思います。

例えば、広い面積の土地活用は民間に貸し付けるとか、民間のノウハウと資金力で我が町の活性化を図ることは出来ないか。あるいは、小面積の土地については収益の上がる利用を図るか、又は隣地の方や地域住民に売却し、足腰の強い財政豊かな行政を目指すことについては、どの様にお考えでしょうか
。